鴎友学園女子中学校2025年度第2回算数 大問7「立方体の切断と体積」

鴎友学園女子中学校2025年度第2回算数の大問7です。

立方体を3点を通る平面で切断し、点Pを含む立体の体積を求める問題です。問題の条件を順に整理していきます。

問題

以下の問題図版は、解説のために鴎友学園女子中学校の公表問題から引用しています。

鴎友学園女子中学校2025年度第2回算数 大問7「立方体の切断と体積」の問題
大問7(出典:鴎友学園女子中学校 2025年度第2回入学試験 算数)

公式の問題と解答は、学校の公表資料でも確認できます。
問題(PDF)
解答(PDF)

点の位置と切断面

前面右下の頂点をOとし、Oから前の下辺を左へ進む向きをx、右側の下辺を奥へ進む向きをy、上向きをzとします。各座標は0から6までです。図の3cmはAからOまでとOからBまでを表すので、Aは(3,0,0)、Bは(0,3,0)です。Cは右奥の下の頂点から2cm上にあるため(0,6,2)、PはOの真上の頂点なので(0,0,6)です。

A、B、Cを通る平面を式で表すと、z=2/3×(x+y−3)となります。AとBでは右辺が0、Cでは2となるため、確かに3点を通ります。また、Pでは平面の高さが−2ですが、Pの高さは6なので、Pはこの平面より上側にあります。そこで、まずPを含まない下側の体積を求め、立方体全体から引きます。

下側の範囲を分ける

底面ではz=0です。x+y<3の場所では平面の高さが負になり、切断面が立方体の底面より下にあるため、下側の立体には厚さがありません。したがって、厚さがあるのはx+y≧3の範囲です。x+y=3は線分ABであり、境界は厚さ0なので体積には影響しません。

前面左下をD、左奥下をE、右奥下をFとすると、Dは(6,0,0)、Eは(6,6,0)、Fは(0,6,0)です。下側の底面は五角形A-D-E-F-Bになります。各点から切断面までの高さは、A、D、E、F、Bの順に0cm、2cm、6cm、2cm、0cmです。Eでは高さが6cmなので、切断面はEの真上の頂点も通ります。

この五角形を三角形ADE、AEF、AFBに分けます。面積は順に、3×6÷2=9cm²、6×6÷2=18cm²、3×3÷2=9/2cm²です。三角形の3頂点での高さがa、b、cのとき、その上の体積は「三角形の面積×(a+b+c)÷3」で求められます。平面までの高さが一定の割合で変わるので、三角形全体の平均の高さが3頂点の高さの平均になるためです。

よって3部分の体積は、9×(0+2+6)÷3=24cm³、18×(0+6+2)÷3=48cm³、9/2×(0+2+0)÷3=3cm³です。下側は24+48+3=75cm³となります。

点Pを含む側の体積

立方体全体は6×6×6=216cm³です。点Pを含む側は下側の残りなので、216−75で求められます。この結果は公式解答とも一致します。

141cm³