鴎友学園女子中学校2026年度第2回算数の大問3です。
等しい長さから二等辺三角形を見つけ、平行四辺形の角度を求める問題です。問題の条件を順に整理していきます。
問題
以下の問題図版は、解説のために鴎友学園女子中学校の公表問題から引用しています。

公式の問題と解答は、学校の公表資料でも確認できます。
問題(PDF)
解答(PDF)
辺BC上に補助点Fを取る
図より、Eは辺ADの両端ではなく、その内側にあります。平行四辺形の向かい合う辺は等しいので、AD=BCです。また、0<AE<ADです。そこで、辺BC上にBF=AEとなる点Fを取ると、0<BF<BCとなるため、FはBやCとは重ならず、辺BCの内側にあります。
AEとBFは平行で、AE=BFです。したがって、四角形AEFBは平行四辺形になり、EF=AB、EF∥ABです。条件AB=AE=ECからAB=ECでもあるので、EF=ECです。よって、三角形EFCは二等辺三角形です。
角の大きさの関係を整理する
AB=AEより、三角形ABEも二等辺三角形です。そのため、底角である∠ABEと∠BEAは等しくなります。また、平行四辺形ではAD∥BCで、A、E、Dは一直線上にあるので、AE∥BCです。BEを横切る直線として見ると、錯角より∠BEA=∠EBCです。したがって、∠ABE=∠EBCとなり、∠ABCは∠EBCの2目盛り分です。
次に、EF=ECである三角形EFCでは、底角が等しいので、∠EFC=∠FCEです。Fは辺BC上にあるため、∠FCE=∠BCEです。一方、EF∥ABで、FCとBCは同じ直線上にあるので、∠EFC=∠ABCです。よって、∠BCE=∠ABCとなり、∠BCEも∠EBCの2目盛り分です。
三角形BECの内角の和を使う
さらに、条件BE=BCより、三角形BECは二等辺三角形です。底角である∠BECと∠BCEは等しいので、∠BECも∠EBCの2目盛り分になります。
三角形BECの3つの角は、∠EBCが1目盛り分、∠BECと∠BCEがそれぞれ2目盛り分です。合計5目盛り分が180度なので、1目盛り分は180÷5=36度です。したがって、求める∠BECは36×2=72度です。
確かめると、三角形BECの角は36度、72度、72度で、合計は180度です。また、∠BEC=∠BCEとなり、BE=BCという条件にも合います。
答え 72度
