心情の変化を、本文の場面に戻して説明する

雙葉の国語で意識したいのは、記述を「うまく書く」ことより、気持ちの変化を本文に沿ってたどることです。過去の出題でも、登場人物の感じ方が、場面の移り変わりとともに少しずつ変わっていきます。そこをつかまえないまま、きれいな言葉でまとめようとすると、答案が本文から離れてしまいます。

気持ちは、場面といっしょに動く

国語の記述でまず見るべきなのは、「このとき」と「前はどうだったか」です。最初から最後まで同じ気持ちではありません。ある場面では反発していたのに、別の場面では気づきが生まれる。ある言葉には納得できなかったのに、あとでその意味がわかる。こうした変化を追うことが大事です。

答案を書くときは、いきなりまとめに入らない方がよいでしょう。まず、本文中の出来事を一つ押さえます。そのうえで、「そのため」「しかし」「そこで」のように気持ちの向きをつなぐ。これだけで、答案はかなり読みやすくなります。

書き出しは、変化の入口にする

書き出しで差をつけるなら、飾った表現はいりません。「はじめは〜だったが」「〜をきっかけに」「〜と気づき」のように、変化の方向を先に示すことです。採点者に、本文の流れをわかって書いている答案だと伝わります。

過去問直しでは、答えを写すだけでなく、自分の答案の最初の一文を見直してください。そこに場面の変化が出ているか。本文の言葉とつながっているか。雙葉の国語では、その小さな確認が、記述の安定につながります。