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雙葉国語、設問の横に目標を書く

国語の記述を見ていると、本文には線が引かれ、使えそうな言葉も見つかっているのに、答案が問いから少しずれることがあります。「何を書く問題だった?」と聞くと、そこで設問を読み直す。書き始める前に、答える目標が決まっていなかったのです。

雙葉を志望する子の記述対策でも、塾の組み分けや授業のペースに追われ、教わった書き方を使うことが先になる場合があります。書き方を知っていても、その設問で何を答えるのかが曖昧なら、本文のどこを使うかも定まりません。見つけた言葉を先に並べ、あとから問いに合わせようとする答案になりやすいのです。

過去問や記述問題を解くときは、答案を書く前に、設問の横へ「今回書くこと」を一つだけメモしてみてください。長い文はいりません。「誰の」「何を書くか」が自分でわかれば十分です。

たとえば、主人公が誘いを断った理由を問われたら、設問の横に「主人公・断った理由」と書きます。本文へ戻る途中で気持ちを表す言葉を見つけても、このメモがあれば、気持ちだけを抜き出して終わりにくくなります。その気持ちが、誘いを断った理由として使えるのかを確かめてから答案に入れられます。

このメモは答案の下書きではありません。書く内容を増やすものでもありません。本文を探している間に問いを見失わないための、短い目印です。毎回きれいに書く必要もなく、本人が見てわかればかまいません。

今日の記述練習では一問だけ、書き始める前に設問の横へ「誰の・何を書くか」を残してみてください。

雙葉熱望組

雙葉は幼稚園から受験をスタートすることができます。幼稚園受験、小学校受験を経て、最後の中学受験に挑む雙葉熱望組、はいます。

それなりにいろいろな準備をしてきているわけですから、まあ子どもたちも大変といえば大変ではあるものの、やはりここは最後の勝負。

そういう意味では、しっかり準備をしていくことが大事です。

ただ、やはり中学受験は成績が物を言う。

入試の成績を計るという意味では過去問の練習が一番効果があります。

したがって雙葉学園進学館では、まず過去問の解説に力を入れることにしました。

過去10年分の雙葉学園の過去問解説動画をこれから順次公開していきます。ご覧いただけるものから、この画面でお知らせしていきます。

理科の傾向と対策

雙葉の理科は、細かい知識を大量に覚えているかを競う試験ではありません。もちろん基本知識は必要ですが、それ以上に大事なのは、問題文を読み、条件を整理し、図や表から考える力です。身近な現象を題材にしながら、受験生がその場で筋道を立てて考えられるかを見ています。

雙葉の理科の傾向

まず特徴的なのは、問題文が比較的長く、そこに答えを出すための条件が丁寧に書かれていることです。最初の説明を読み飛ばしてしまうと、あとから選択肢や計算で迷います。反対に、何を調べている実験なのか、何と何を比べているのか、どの条件が同じでどの条件が違うのかをつかめれば、標準的な知識で解ける問題も多くあります。

分野は、物理・化学・生物・地学から幅広く出題されます。ただし、難問奇問というより、日常生活や自然現象、実験観察をもとにした問題が中心です。音、光、熱、水溶液、人体、植物、動物、天気、天体など、基本単元を横断しながら、「なぜそうなるのか」を考えさせる形になっています。

また、図・表・グラフの読み取りも重要です。数値そのものを読むだけでなく、増え方、減り方、変化の大きいところ、比較すべき項目を見つける力が必要になります。ここで慌てると、知識はあるのに答えを選び間違えることがあります。

計算問題も、公式を知っていればすぐに終わるというより、与えられた条件をどう使うかが問われます。単位、割合、速さ、温度、湿度、濃度など、基本的な計算を理科の場面に合わせて処理する力が必要です。式を立てる前に、何を求めているのかを確認することが欠かせません。

対策のポイント

第一に、基本知識を「原理」と一緒に整理することです。たとえば、水溶液なら酸性・中性・アルカリ性の分類だけで終わらせず、指示薬の色の変化、電気の通りやすさ、中和の考え方までつなげておく。人体なら器官名だけでなく、血液や空気がどの順に流れるのかを図で説明できるようにする。雙葉では、単語を知っているだけではなく、なぜそうなるのかという原理の理解が不可欠です。

第二に、実験問題の読み方を練習することです。実験では、何を調べたいのか、変えた条件は何か、同じにした条件は何か、結果から何が言えるのかを必ず確認します。問題文に線を引くだけでなく、余白に「比べるもの」「変えたもの」「結果」を短くメモする習慣をつけると、選択肢で迷いにくくなります。

第三に、表やグラフを読む練習を積むことです。グラフは形を見るだけでなく、どこで増えているか、どこで減っているか、急に変化しているところはどこかを確認します。表は、横に比べるのか、縦に比べるのかを決めてから読む。数字をただ眺めるのではなく、「何と何を比べる問題か」を先に考えることが大事です。

第四に、理科計算をていねいに扱うことです。計算そのものは極端に難しいものではありませんが、単位を落としたり、何を求める式なのかがあいまいなまま進めたりすると失点します。式を書くときは、数字だけを並べず、「距離」「時間」「割合」「体積」など、何の数値を使っているのかを意識することが必要です。

過去問演習で見るべきこと

過去問を解いた後は、点数だけを見て終わらせないことです。間違えた問題を、知識不足だったのか、問題文の条件を読み落としたのか、表やグラフの見方を間違えたのか、計算で単位を取り違えたのかに分けて確認します。雙葉の理科では、この分類がとても大事です。

特に注意したいのは、「知っていたのに間違えた」問題です。これは知識の問題ではなく、読み方や整理の問題です。問題文のどこを使えばよかったのか、どの条件に印をつけるべきだったのかを確認し直すことで、次の得点につながります。

雙葉の理科対策は、難しい知識を次々に足していくことではありません。基本知識を正確にし、その知識を問題文の条件、実験結果、図表の読み取りと結びつけることです。読む、比べる、整理する、理由を考える。この流れを普段の学習の中で身につけていくことが、雙葉の理科で安定して得点するための中心になります。

夏の計画

夏休みは長いようで、始まってしまうとすぐに終わります。塾の講習、宿題、復習、過去問の準備。あれもこれも入れたくなりますが、雙葉を考える家庭ほど、まず夏の計画をシンプルにしておくことが大事です。

大切なのは、夏休みを「全部を完成させる期間」と考えないことです。むしろ、秋以降に伸びるための土台を整える期間と考えた方がよいでしょう。

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長すぎる記述をそのままにしない

雙葉を志望する子の答案を見ていると、記述が長くなりすぎることがあります。たくさん書いているので、一見よく考えているように見える。しかし、読んでみると、問いに対する答えがなかなか出てこない。理由もいくつか並んでいるけれど、結局何を言いたいのかが弱い。そういう答案は少なくありません。

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雙葉志望なら、国語記述を後回しにしない

塾のクラスやコースが算数中心に組まれていると、家庭でもどうしても算数に時間を取られがちです。もちろん算数は大事です。得点差がつきやすい科目ですし、苦手を残したままにするわけにはいきません。

ただ、雙葉を志望するのであれば、国語記述を後回しにしてよい、ということにはなりません。算数の対策に追われているうちに、国語は「読めているから大丈夫」「何となく書けているから大丈夫」と見過ごされてしまうことがあります。しかし、雙葉の国語で問われる力は、そう簡単に直前だけで整うものではありません。

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雙葉の国語記述、塾の成績だけで見ていませんか

塾の組み分けでは悪くないのに、雙葉学園の国語記述になると、どうも答案が物足りない。そう感じるご家庭は少なくありません。これは、塾の成績が意味を持たないということではありません。ただ、塾の組み分けで測っている力と、雙葉の国語で求められる力は、必ずしも同じではないのです。

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雙葉を志望する家庭がまず取り組むべき国語記述の優先順位 — 作文が短い・読み取りが浅い子への具体策

志望校が決まり、国語の記述で「作文が短い」「読み取りが浅い」と指摘されると不安になります。どこを直せば合格点に近づくか、家庭で何を見ればいいか分からない――そうした迷いに寄り添いながら、保護者が今日から取り組める具体策を整理します。塾の添削を待つ時間を最小化し、ご家庭で観察と改善が進むように実践的なチェックリストとワークを示します。

家庭で見えにくい記述の弱点3タイプと簡単な見分け方

  • 文章が短い(表現の不足):問いに答えてはいるが説明が1行で終わる。例)「~と思う。なぜなら~」だけで具体例がない。
  • 論拠が薄い(理由づけの浅さ):感情や一般論で終わり、本文中の事実に戻っていない。根拠に本文の語句や出来事が使われているか確認する
  • 語彙・表現の幅が狭い:同じ語が繰り返され、微妙な違いや因果を表現できない。言い換えができるかを軽く試すと分かる

見分け方:普段の答案を3回分コピーして、各問題ごとに「主張」「根拠」「具体例/描写」の欄に分けて書き出してみてください。どの欄が空欄になりやすいかが弱点です。

今日からできる30分ワーク(具体例・解答例)

所要時間:合計30分(読解10分+記述15分+添削5分)

ワーク課題(家庭で使える短い設問)

以下の短い説明文を読んで、設問に答えなさい。

本文(短縮版):「放課後、Aさんは図書室で小さな声で本を閉じた。隣の席のBさんが『大丈夫?』と聞くと、Aさんは目を伏せて『大丈夫』とだけ答えた。家に帰ってからもAさんはその日の出来事を誰にも話さなかった。」

設問(15分):「Aさんはその場でなぜ『大丈夫』と言ったのか、考えを一つ書き、その理由を二つ書きなさい。」

模範解答(例)

Aさんはその場で『大丈夫』と言ったのは、恥ずかしさや心配を見せたくなかったからです。理由1:Aさんが目を伏せていたことから、感情を隠すしぐさが見られるため。理由2:家に帰ってから誰にも話さなかった点から、出来事を自分の内に留めようとする傾向があるため。

親の添削メモ(5分でできるチェック)

  • 主張は明確か(「恥ずかしさや心配を見せたくなかった」):ある/なし
  • 理由が本文からとれているか(目を伏せていた・家で話さなかった):的確/一部/不適切
  • 具体語があるか(恥ずかしさ・内に留める等):十分/もう一語欲しい

この簡単な流れで「問い→本文の根拠→理由のつながり」を確認できます。保護者は本文のどの語が理由につながっているかを指摘するだけで、子どもは説明を補えます。

保護者ができる添削の基準(チェックリスト+簡易ルーブリック)

添削は細かい文法より「伝わるか」を優先します。添削時の3観点と、5段階の目安を示します。

観点
5(良)
3(標準)
1(要改善)
伝わっているか
主張が明確で一度読めば意図が分かる
主張はあるが曖昧さが残る
何を言いたいか不明瞭
理由の深さ
本文の具体部分と結びついた説明がある
理由はあるが抽象的
理由が一般論や感想で終わる
語彙・表現
適切な語が使えて言い換えが可能
語彙に偏りがあり改善の余地あり
同じ語の反復で表現が乏しい

使い方:各観点を5〜1で評価し、合計点で次の学習を決めます(12点以上は家庭での微調整、8点未満は指導の重点対象)。

過去問はどう使うか(傾向別練習法と頻度)

雙葉の出題傾向は年度によって変わる可能性があるため、年度差を断定せず「出題の狙い」を想定して対策します。以下の段階で進めると効率的です。

  • 部分練習(週1〜2回):読み取りの短問や本文中の語句説明を取り出して、本文→根拠の紐付け練習
  • 統合練習(月1回):大問一題を時間を計って解き、構成力を確認する
  • 復習頻度:間違えた観点を2週間以内に再チェック(同じ形式で練習)

ポイントは「出題の型を追うよりも、説明をまとめる力と理由づけで差をつける」ことです。過去問は答え合わせよりも、どの語句を根拠にしたかを確認する教材として使ってください。

  • 2ヶ月の家庭練習で観点別に改善が見られない
  • 模範解答を丸写しする傾向が続く(理解していない)
  • 答案の構成が毎回崩れる(主張→理由→具体例の流れが作れない)
  • 語彙の幅を広げる練習に反応がない(同語反復が多い)
  • 時間配分を守れず、最後に急いで書くことで点が安定しない

まとめと次の一歩

まず今日やるべき1問:

  • 上記の30分ワークを1回実施し、親が「理由が本文のどの語句に基づくか」を赤で指示する

2週間で確認する3つの観点:

  • 主張が一文で明確になっているか
  • 理由が本文中の語句と結びついているか
  • 語彙の偏りが減り言い換えができるようになったか

雙葉の算数

例年、出題は大問5題。

全部記述式で、式や説明を書くことになっているので、ていねいに書く習慣をまずつけておかないといけません。

最近の塾のテストは、概ね答えだけで済む問題が多いことから、それに慣れているとやはりうまくいきません。

また、時間は限られるので、それなりにまとめて書く技術も求められるから、早めに過去問に手をつけておくことが大事です。

100点満点50分の試験。

大問1問を各20点とすると、小問3問と小問2問のパターンがあり、3問は6、7、7。 2問は10,10の配点と考えるとわかりやすいでしょう。

雙葉は計算が面倒な問題が多いですが、出題自体はそれほど複雑なものではないので、やはり正確な計算力が物を言う場面が多いのです。

正確さを求められているので、題意を慎重に読み取った上で、きっちりと解答を出していきましょう。