入学祝いに聖書を受け取る

雙葉の中学一年生は、入学祝いとして聖書を受け取ります。2026年5月の聖書祝福式では、司祭である校長が祝福した聖書が生徒に渡されました。新しい教科書の一冊、という扱いではありません。入学後の学校生活を示す贈り物です。

別の日には、学年全員で初めてのミサにあずかりました。音楽の授業で練習した聖歌を三部合唱し、入学式で聞いた校歌と「雙葉の聖母」も歌っています。宗教行事と普段の授業が、ここで切れずにつながっています。

雙葉はカトリックの学校で、宗教の授業を全学年に毎週一時間置いています。キリスト教の考え方を知り、そこから社会やさまざまな人の生き方を考える授業です。入信を求めるのではなく、信教の自由を尊重することも学校は明記しています。

私は、聖書を入学祝いにするところに、この学校のはっきりした姿勢があると思います。学校が大切にする考え方を、まず一冊の本として手渡す。しかも、その後には週ごとの授業と日々の祈りが続きます。

学校選びでは、英語や数学の時間数に目が向きやすいものです。しかし雙葉の六年間を考えるなら、宗教は時間割の端にある一科目ではありません。何を大切にして人と接するのか。その問いを、入学した春から持ち続ける学校なのです。

雙葉中学校・高等学校「トピックス」
雙葉中学校・高等学校「教育課程」
雙葉中学校・高等学校「校長挨拶」