問題
二人の会話を読んで、後の各問いに答えなさい。
たかしさん:昨日の雨はひどかったねえ。
まさきさん:川もすごく増水して、水の色も茶色くにごってたよ。まるでミルクコーヒーみたいだった。
たかしさん:ふだんは透明でとてもきれいな水なのに?
まさきさん:それは上流から大量の土しゃが運ばれてるってことだね。
たかしさん:そうか。流れる水のはたらきのひとつである「運ぱん」は、増水したときに盛んなんだね。1.会話文中の下線部の流れる水のはたらきには、「運ぱん」のほかに2つのはたらきがある。その2つのはたらきをそれぞれ3文字以内で答えなさい。
まさきさん:逆に、ふだんの川の水は透明だから、流れる水のはたらきは、ふだんはほとんどはたらいていないって考えていいのかな?
たかしさん:そこまで言い切れるかどうかはわからないけど、いずれにしても運ぱんされた土しゃはどこかで積もって地層をつくるから、地層は増水したときに一気にできるんだろうね。2.右の図1の地層ができた当時の場所として最も適当なものはどれですか。
ア V字谷の底 イ せん状地 ウ 大陸近くの海底まさきさん:ところで、今夜、星空観察したいんだけど、今夜の天気はだいじょうぶかな?
たかしさん:天気予報では「晴れ」って言ってたから平気なんじゃない?
まさきさん:「晴れ」といっても雲がまったくないわけじゃないからねえ・・・3.天気の記録のしかたに関する次の各文で、【 】内が正しいものには○を記入し、正しくないものは【 】内を正しいものに直しなさい。
① 雲の量は、空全体の広さを10としたときの雲のしめる量を【11段階】に分けて表す。
② 雲の量が8で降水がないときは【晴れ】とする。
③ 雲の量が9で、地面にかげが生じるほどの強い日差しが雲のすき間から差しているときは【晴れときどきくもり】とする。まさきさん:今夜の星空観察は星座早見を使うんだ。
たかしさん:星座早見の使い方は4年生の時に習ったね。たしか方位磁針の使い方も同じころ習ったよね。4.図2は星座早見を模式的に表したものである。次の各問いに答えなさい。
(1) 星座早見の北極星の位置は、図2のア〜エのどれですか。
(2) 図2の□には、それぞれ方位が記されている。AとBに入る方位として最も適当なものをそれぞれ選びなさい。
ア 東 イ 西 ウ 南 エ 北5.方位磁針を持って観察する方向を向くと、図3のようであった。このときの星座早見の使い方を述べた次の文の(X)と(Y)に入る語の組み合わせとして最も適当なものを選びなさい。
星座早見の日時を合わせた後、(X)と書いてある側を(Y)にして(X)の空にかざす。
ア X:東、Y:上
イ X:東、Y:下
ウ X:西、Y:上
エ X:西、Y:下
オ X:南、Y:上
カ X:南、Y:下
キ X:北、Y:上
ク X:北、Y:下筑波大駒場 2026年度入学試験 理科 大問5から引用 筑波大駒場 2026年度入学試験 理科 大問5から引用
出典:筑波大駒場中学校『2026年度入学試験問題 理科』大問5(問題図・表を含む)(掲載元:四谷大塚 入試解答速報)
解答:1.しん食・たい積
2.ウ
3.① ○ ② ○ ③ くもり
4.(1) イ (2) A:ア、B:エ
5.エ(参照:四谷大塚 入試解答速報、独立検算済み)
増水した川の水が茶色くにごるのは、上流から土砂が運ばれているためです。問1では、ここから流れる水の三つのはたらきをそろえます。土地をけずる「しん食」、土砂を運ぶ「運ぱん」、土砂を積もらせる「たい積」。運ぱんは会話文にあるので、答えは「しん食・たい積」です。
問2は図1の砂とどろに着目します。水平な層が交互に重なっているのは、流れの強弱によって粒の異なる土砂が積もったからです。このような地層ができた場所として、選択肢の中では大陸近くの海底が合います。答えはウです。
問3は、日差しの強さではなく雲量の決まりで判断します。雲量は0から10までの11段階なので、①は○。降水がなく、雲量が2以上8以下なら「晴れ」ですから、雲量8の②も○です。③は、雲のすき間から強い日差しがあっても、条件は雲量9です。天気は「くもり」となります。
問4では図2の配置を読みます。星図は北天の極付近を中心に回り、北極星はその近くにあるため、位置はイです。星座早見の方位は、空を見上げる向きに合わせて置かれています。図2では左側のAが東、上側のBが北なので、Aはア、Bはエです。
この方位の読み方を問5でも使います。図3では、方位磁針の色のついた針先が観察者の右を指しています。右が北なら、正面は西。日時を合わせたあと、星座早見の「西」と書かれた側を下にして、西の空にかざします。したがってXが西、Yが下のエです。知識を思い出すだけでなく、図の向きを自分の立つ向きに合わせられるかが、最後の問いの中心です。


