問題
4 月について、以下の問いに答えなさい。
(1) 以下の図は、ある年の6月での月の出、月の入り、日の出、日の入りを、縦軸が時刻、横軸が日にちのグラフにまとめたものです。この6月に満月が見られる日にちと上弦の月が見られる日にちはそれぞれ何日ですか。最も適切なものを次のあ〜えから1つずつ選び、記号で答えなさい。
あ.4日 い.11日 う.18日 え.26日
□月の出 △月の入り ○日の出 ●日の入り(2) 次の表は、ある年の2月の月の出と月の入りの時刻です。2月24日の夕方に出た月は満月でした。2月24日の夕方に出た月が空に出ている時間は何時間何分ですか。
月の出:2月23日 16:36、2月24日 17:35、2月25日 18:31
月の入り:2月23日 6:08、2月24日 6:37、2月25日 7:03(3) 次の文中の[①]〜[③]に最も適するものを以下のあ〜さから選び、記号で答えなさい。
地球の直径と比べると、太陽の直径は約109倍、月の直径は約4分の1倍です。地球から月までの距離と比べると、地球から太陽までの距離は約400倍はなれています。
地球から月を見るのではなく、月から地球を見ることを考えてみます。月から地球と太陽がほぼ同じ方向に見えたとき、[①]。月面のある場所で日の出をむかえ、次の日の出をむかえるまでの間に地球は[②]。
地球から月を見ると、新月⇒上弦の月⇒満月⇒下弦の月⇒新月のように満ち欠けします。月から地球を見るときの地球も満ち欠けの様子によって、新地球、上弦の地球、満地球、下弦の地球のように名づけるとします。例えば、右図のように見える地球は上弦の地球と呼びます。ただし、この写真で見えている地球は上が北半球、下が南半球です。地球から見る月が新月として見られるときから、月から地球を見ると、[③]のように満ち欠けします。
あ.太陽と地球はほぼ同じ大きさに見えます
い.太陽は地球より小さく見えます
う.太陽は地球より大きく見えます
え.約1回自転します
お.約7回自転します
か.約30回自転します
き.約180回自転します
く.新地球⇒上弦の地球⇒満地球⇒下弦の地球⇒新地球
け.新地球⇒下弦の地球⇒満地球⇒上弦の地球⇒新地球
こ.満地球⇒上弦の地球⇒新地球⇒下弦の地球⇒満地球
さ.満地球⇒下弦の地球⇒新地球⇒上弦の地球⇒満地球豊島岡女子学園 2024年度入学試験 理科 大問4から引用 豊島岡女子学園 2024年度入学試験 理科 大問4から引用
出典:豊島岡女子学園中学校『2024年度入学試験問題 理科』大問4(問題図・表を含む)
解答:(1) 満月:あ 上弦の月:え
(2) 13時間28分
(3) ①い ②か ③さ
この大問では、月の出入りを地上から読み、最後は月に立ったつもりで地球を考えます。別々の知識を問うのではありません。太陽・地球・月の位置を、観測する場所を変えながら追う問題です。
(1)の満月は太陽と反対方向にあるため、日の入りごろに東から出ます。グラフで月の出と日の入りがほぼ重なる4日が満月で、「あ」です。上弦の月は正午ごろに出て、夕方に南の空へ来ます。月の出が正午ごろになる26日を選び、「え」となります。月の形を思い出すだけでなく、太陽との位置関係を時刻へ結びつけます。
(2)では、同じ日付の欄だけで計算してはいけません。2月24日17時35分に出た満月が沈むのは、日付をまたいだ25日7時03分です。24日の残り6時間25分と、25日の7時間03分を足して13時間28分。表では、月が出たあとに最初に沈む時刻をたどります。
(3)①は、実際の大きさと距離を一緒に比べます。太陽の直径は地球の約109倍ですが、月から太陽までの距離は、月から地球までのおよそ400倍です。見かけの直径は109÷400程度ですから、月からは太陽が地球より小さく見えます。答えは「い」です。
②では、月面の同じ場所で、ある日の出から次の日の出まで約29.5日かかります。その間にも地球は自転しており、およそ30回転するので「か」です。月面での一日と地球の一日を混同しないことです。
③は、太陽光が当たる側を図で確かめます。地球から月が新月に見えるとき、月からは地球の明るい面が正面に向くので満地球です。地球から見た月が新月、上弦、満月、下弦と進むのに対し、月から見た地球は逆向きに満ち欠けします。満地球、下弦の地球、新地球、上弦の地球、満地球の順となり、答えは「さ」。前半で使った位置関係を、立つ場所を変えて最後まで使うのがこの大問の筋道です。


