南半球と北半球で月の見え方はどう違う?

地球は、西から東に自転しています。したがって、月や星は東から西に動いて見えます。

で、このこと事態は北半球も南半球も変わりがありません。

が、同じものを反対方向から見ているので。逆に見えることになるのです。

図は三日月が。東から出て、西に沈む様子を表しています。

で、北半球では、背中に北極があるので、南を向いています。だから月が一番高いところにくると、南中する、ことになります。このとき、月は向かって左側から出て、右側に沈みます。

ところが南半球では背中に南極があるので、北を向いています。だから月が一番高いところにくると、北中することになります。このとき、月は向かって右側から出て、左側に沈みます。

南半球は北を向いているので、右側が東になります。しかし、北半球は南を向いているので、東が左側になるのです。だから図に書くと、北半球では月は時計回りに動き、南半球では反時計回りに動くのです。

そして月の満ち欠けも反対に見えます。図は北半球で三日月が見えていますが。南半球側から見ると右側から大きく欠けていますので。これは27日月になるのです。

実際に同じ物を見ていても、北半球では南を向いて見ており、南半球では北を向いているので、見え方が違うのです。