見直しの基準を自分で持つ

洛星の算数では、ただ速く解くだけではなく、問題文の条件や図の情報を正しく使えているかが大切になります。

特に図形、規則性、速さ、立体の問題では、途中で出した数値をそのまま信じて進むと、最後まで計算できていても答えがずれてしまうことがあります。だからこそ、見直しのときに「何を見るか」を自分で決めておく必要があります。

見直しというと、もう一度最初から解き直すことを考えがちですが、試験中にそんな時間はなかなかありません。大事なのは、ミスが起こりやすいところを短時間で確認することです。

たとえば図形の問題なら、図に書き込んだ長さや角度が問題文の条件と合っているかを見る。立体なら、見えている面と隠れている面、対応する辺を取り違えていないかを確認する。速さの問題なら、時間の基準がそろっているか、途中で出した時間や距離を次の小問に正しく使っているかを見直す。

規則性の問題では、最初のいくつかの例を表にしたとき、増え方だけでなく、最初と最後の扱いが正しいかを見ることが大切です。規則は合っていても、端の数え方を間違えることがよくあります。

つまり、見直しの基準は三つです。

一つ目は、問題文の条件を使い落としていないか。二つ目は、図や表に書いた情報を取り違えていないか。三つ目は、前の小問で出した答えを次に正しく使っているか。

この三つを自分の見直しルールとして持っておくと、試験中に迷いにくくなります。

普段の演習でも、答え合わせのあとに「なぜ間違えたか」を確認するだけでなく、「次に同じミスを防ぐには、どこを見ればよいか」まで考えておきましょう。見直しは気合いでやるものではありません。自分なりの基準を持って、短い時間で確かめるものです。

洛星を目指すなら、解き方を覚えるだけでなく、見直し方も練習しておくことが大切です。