洛星、教科担当が五クラスを受け持つ

洛星の教科指導には、少し意外な組み方があります。同じ学年の各教科では、原則として一人の授業担当者が五クラス全部を受け持ちます。クラスが変われば担当者も変わる、という形を基本にしていません。

学校はその理由を、すべての生徒に統一的な教科指導を行うためとしています。五クラスという規模なら、クラスごとに担当者を分ける方法もありそうです。それでも原則は一人が全部を担当する。洛星が教科の授業を、クラス単位ではなく学年全体で考えていることが分かります。

授業を統一すると聞くと、生徒を同じ型にはめる話のようにも聞こえます。しかし、ここでそろえているのは成績や到達点ではありません。どのクラスに在籍しても、同じ担当者による教科指導を受けられる体制です。

洛星は六年間を二年ずつ、基礎期、充実期、発展期に分けています。中学一・二年は、学習の基礎的な能力と生活の基本を身につける時期です。六年間の進み方を段階に分けるだけでなく、同じ学年の五クラスも一つのまとまりとして教える。縦の六年間と、横の五クラスをともに考えた組み方です。

学校を比べるとき、授業時間や進度は目につきやすいものです。ただ、誰がどこまで受け持つかにも学校の考えは出ます。洛星では、クラスごとの差を前提にせず、学年全体へ統一的な教科指導を届ける体制を選んでいます。

洛星中学校・高等学校「カリキュラム」