栄光中2026年度理科 実験用ガスこんろの安全な使い方とリトマス試験紙

問題

2.栄一君は学校の授業できゅうすでお茶をいれる体験をしました。おいしい緑茶をいれるときのお湯の温度は80 ℃前後が適していると教わりました。学校では実験用ガスこんろでお湯を作りました。

問1 実験用ガスこんろの使い方や注意点として正しいものを次のア〜キから二つ選び、記号で答えなさい。

ア.あらかじめガスボンベを振って、ガスボンベの中の燃料をよく混ぜておく。
イ.床にガスボンベを落としたり、ガスボンベをたたいたりしないようにする。
ウ.ガスボンベを取り付けてからガスボンベの中の燃料が出やすいように、こんろを少しだけ傾けて置く。
エ.火のついたろうそくを近づけてこんろに着火する。
オ.こんろの火を消した後、急いでガスボンベを取り外す。
カ.こぼれた燃料をすぐにふきとれるよう、こんろのそばに乾いた雑巾を置いておく。
キ.ガスボンベをこんろから外した後、こんろにもう一度火をつけて、こんろの中に残っている燃料を使いきる。

栄一君は家でもお茶をいれてみることにしました。お店に日本の水とフランスの水が売られていたので、両方とも使ってみました。それぞれの水を使っていれたお茶を飲んでみたところ、味が違うように感じました。
性質を調べるために、水とそれぞれの水を使っていれたお茶をリトマス試験紙につけて、リトマス試験紙の色の変化を観察しました。観察結果は表1と表2のとおりです。

表1 水をつけた場合のリトマス試験紙の変化のようす
【日本の水】
青色リトマス試験紙の変化:青色→青色
赤色リトマス試験紙の変化:赤色→赤色
【フランスの水】
青色リトマス試験紙の変化:青色→青色
赤色リトマス試験紙の変化:赤色→赤色

表2 お茶をつけた場合のリトマス試験紙の変化のようす
【日本の水を使っていれたお茶】
青色リトマス試験紙の変化:青色→赤色
赤色リトマス試験紙の変化:赤色→赤色
【フランスの水を使っていれたお茶】
青色リトマス試験紙の変化:青色→青色
赤色リトマス試験紙の変化:赤色→赤色

問2 表1と表2からわかることをまとめた次の文中の空らん(1)(2)に入る適当な言葉を、後の〔 〕の中からそれぞれ選んで答えなさい。

「フランスの水の性質は(1)で、日本の水でいれたお茶の性質は(2)である。」
〔 酸性 アルカリ性 中性 〕

大問2の導入文と、実験用ガスこんろの使い方・注意点を選ぶ問1および選択肢ア〜キ
栄光 2026年度入学試験 理科 大問2から引用
日本とフランスの水およびそれぞれでいれたお茶について、リトマス試験紙の変化を示した表1・表2と、液性を答える問2
栄光 2026年度入学試験 理科 大問2から引用

出典:栄光中学校『2026年度入学試験問題 理科』大問2(問題図・表を含む)

解答:問1 イ・キ
問2 (1)中性 (2)酸性

大問の前半は、実験用ガスこんろを安全に扱えるかを確かめる問題です。問1では、選択肢から正しい扱いを選びます。ガスボンベを落としたり、たたいたりすると、ボンベが破損し、燃料が漏れる危険があります。したがって「イ」は正しい扱いです。

もう一つは「キ」です。ガスボンベをこんろから外しても、こんろの中に燃料が残っていることがあります。そこで、もう一度火をつけて残った燃料を使いきります。この二つから、問1の答えは「イ・キ」となります。

後半の問2では、問1の結果は使いません。表1と表2へ戻り、何を試験紙につけたのかを分けて読みます。水そのものと、その水でいれたお茶を混同しないことです。また、青色と赤色の二枚について、変化したか、色がそのままかを確かめます。

空らん(1)は、表1のフランスの水です。青色リトマス試験紙は青色のまま、赤色リトマス試験紙も赤色のままです。どちらも変色していないので、選択肢の中では中性と判断します。

空らん(2)は、表2の日本の水でいれたお茶です。青色リトマス試験紙が赤色に変わり、赤色リトマス試験紙は赤色のままです。酸性の液体は青色リトマス試験紙を赤色に変えるので、答えは酸性です。赤色が変わらないことだけで決めず、二枚の結果を組み合わせます。