塾のカリキュラムに合わせて走ってくると、かなりの量をこなしてきたように見えます。洛星を志望する家庭でも、「ここまで進んだから大丈夫」と思いたくなる時期です。しかし、本当に大事なのは進んだ量ではなく、子どもの中にどれだけ残っているかです。
突っ走ってきた後に、いったん中身を見る
塾の授業は速く進みます。宿題もテストもあり、次々に単元が変わっていく。その流れに乗ることは大切ですが、流れに乗っているだけでは、分かったつもりの部分が残ることがあります。
洛星を考えるなら、ここで一度、解き方の中身を見直してください。答えが合っていた問題でも、なぜその式になるのか、どの条件を使ったのか、途中で何を判断したのかがあいまいなら、まだ安心はできません。
確認することは難しくありません。間違えた問題だけでなく、正解した問題の中から一部を選び、解き直してみる。解説を見ずに、最初の一手が出るか。途中の式を自分で追えるか。答えまでたどり着いた後に、問題の条件と合っているかを確認できるか。そこを見れば、理解の深さが分かります。
塾のペースに遅れないことばかりを意識すると、こうした点検は後回しになります。しかし、秋以降の志望校対策では、ただ速く解く力だけではなく、問題を読み、条件を整理し、確実に解き切る力が必要になります。
だから今の時期は、新しいことを増やす前に、これまで進んできた内容が本当に使える状態になっているかを確かめることです。塾で突っ走ってきた分、一度立ち止まって中身を点検する。その作業が、洛星対策の土台になります。
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