投稿者「浅野進学館 編集部」のアーカイブ

浅野のジャグリング部は校外でも演じる

浅野の部活動一覧には、ジャグリング部があります。活動日は月・水・金・土曜日。ボール、ディアボロ、シガーボックスなどから、各自が好きな道具を選んで練習しています。公式ページの主な活動実績にも、「かながわ私学のつどい 出演」と記されています。

練習した技を見せる場所は校内だけではありません。2026年6月には、聖光学院で開かれた神奈川男子校フェアに出演しました。中学二年生にとっては初めての大きな舞台で、五校合同のオープニングでは他校の生徒とも一緒に演技をしています。

2025年10月には、打越公園の地域交流イベント「わお祭り」にも参加しました。部員が演技するだけではなく、来場者に道具を実際に試してもらい、小学生や小さな子どもたちと交流しました。

「わお祭り」は、高校二年生が引退したあと、高校一年生が初めて取り仕切った催しでもありました。演技を見せるだけでなく、来場者に道具を試してもらうところまで、高校一年生が運営を担ったのです。

部名と活動日だけでは、校外で誰と関わるのかまでは分かりません。学校案内で浅野のジャグリング部を見るなら、何を練習するかだけでなく、誰と舞台に立ち、どんな人に道具を試してもらっているかまで読んでみてください。

浅野中学校・高等学校「ジャグリング部」/「男子校フェアに参加しました」/「わお祭りに参加しました」

有志の教員がつくる浅野の教養講座

浅野には、時間割にある授業とは別に「教養講座」があります。2014年度から不定期に開かれ、有志の教員が、自分の興味のある分野や生徒に考えてほしい内容を取り上げます。テーマは普段の教科の枠に縛られません。

一人の教員が話して終わるとは限りません。複数教科の教員が組んで一つの講座を設けることもあります。参加者全員で討論したり、外部講師を招いて実習したりする回もあると、公式サイトに説明されています。

掲載されている例には、国立天文台の三鷹キャンパスや高エネルギー加速器研究機構を訪ねる講座があります。一方、ディケンズの『クリスマス・キャロル』から聖書とノブレス・オブリージュを考える講座もあります。一つの教科だけでは収まりません。

浅野は、日常の授業を第一にするとも述べています。教養講座は、普段の授業を置き換えるものではありません。授業を基本にしながら、時間割では扱いにくい題材を、教員と生徒が一緒に考える場です。

学校案内では、教科の進度だけでなく、授業の外で教員が生徒と何を考えているかも読んでみてください。浅野では、有志の教員が題材を選び、複数教科の教員が一つの講座をつくったり、外部講師を招いて実習したりしています。

浅野中学校・高等学校「浅野の特色ある学び」

浅野の過去問は解答用紙も使って

過去問を始めると、解答用紙を使わず、ノートや白い紙に答えだけを書くことがあります。しかし浅野は、過去の入試問題の解答用紙を学校のサイトで公開しています。B4用紙に「用紙に合わせて印刷」すると、実物に近い大きさになります。これは使った方がよいでしょう。

2027年度の入試は、国語と算数がそれぞれ50分、120点です。過去問をやるときは、問題を解くだけではなく、50分で解答用紙を仕上げるところまでやってください。計算や記述に時間がかかり、最後の問題まで届かないこともあります。答えは分かっていたのに、書く時間が足りなかったということもあるでしょう。

特に国語は、2026年度の解答用紙に「解答欄は設問の順序通りにはなっていないところがあります」と注意が書かれています。問題集の余白やノートに答えを書くだけでは、この練習はできません。問題番号と解答欄を確かめてから書くことも、浅野の過去問対策の一つです。

答え合わせでは、点数だけを見ないことです。時間が足りなかったのか、解答欄を間違えたのか、それとも問題が分からなかったのか。同じ不正解でも、直すところは違います。実際の用紙を使うと、次に何をやり直せばよいかも分かります。

浅野の過去問は、市販の問題集と学校公式の解答用紙を一組にして進めてください。50分で問題を解くというのは、50分で答案を作ることです。

浅野中学校「2027年度生徒募集要項」/浅野中学校「過去の入試問題の解答用紙」

六年間すべてが教室になる

浅野は、学校生活のすべての時間を人間形成の場と考えています。授業の中だけで生徒を育てる、ということではありません。部活動も学校行事も、勉強を終えたあとの余白ではなく、六年間の教育そのものに入っています。

進学校を選ぶとなると、どうしてもカリキュラムや進学実績に目が向きます。それはもちろん大切です。しかし、中学一年から高校三年まで、子どもが学校で過ごす時間は試験のためだけにあるのではありません。浅野が学業・部活動・学校行事を三本柱として掲げる意味は、そこにあります。

この考え方は、何でも忙しくやらせるという話とは少し違います。仲間と一つの目標に向かうことも、うまくいかなかったあとにもう一度取り組むことも、教科の成績とは別の経験です。浅野は、それらを授業と切り離さず、一人の人間が育つ同じ時間として見ています。

ですから教育理念には、学力と並んで、他者を思いやること、挨拶をすること、時間や約束を守ることが置かれています。どれも派手な特色ではありません。ただ、六年間で身につけてほしいものを成績だけにしないという、学校の判断はよく表れています。

志望校を考えるときは、合格後に何を学ぶかだけでなく、学校が子どものどの時間まで教育と考えているかを見ておきたいものです。浅野の六年間は、勉強を中心にして残りを付け足すのではない。授業も、その外で人と関わる時間も、同じ六年間の中に置く学校なのだと思います。

公式サイト:教育理念・学校概要/中高一貫教育・各教科