親族宅から通えるなら、寮のない県外中学も受験できるのか。ここは家庭だけで判断しない方がよいと思います。住所が通学できる範囲にあっても、その暮らし方を学校が認めるかどうかは別の話だからです。
受験年度の募集要項と、学校が公表している入学後の案内を読みます。見るのは、居住地や通学区域だけではありません。保護者との同居が必要か、親族宅からの通学が認められるか、学校へ届け出る人に条件があるかを確かめます。
公式資料だけで分からなければ、入試担当窓口へ「入学後は親族宅から通う予定です」と具体的に伝えます。祖父母など同居する親族を保護者として届け出られるのか、実父母が県外に住んだままでもよいのか。家庭の案を示したうえで尋ねないと、学校の説明とこちらの想定がずれることがあります。
学校から認められる条件を聞いたら、親族が引き受けられる範囲も確かめます。ただし、ここで費用や帰省まで一度に広げる必要はありません。まず決めるのは、その住所と保護者の形で入学後の通学が認められるか、という一点です。
子どもにも、誰と暮らし、学校からの連絡を誰が受けるのかを伝えます。親族宅という案を大人だけで決めず、困ったときに誰へ話すのかを本人に考えてもらう。暮らし方が学校の条件に合い、子どもも自分の生活として受け止められて、初めてその学校を候補に残せます。
