地方在住の中学受験、首都圏の模試はどこで受ける?

地方の家庭から、「首都圏の模試は、毎回東京まで受けに行くべきですか」と聞かれることがあります。近くに会場がないと、自宅で受けてもよいのか、交通費をかける意味があるのか、判断しにくいものです。

まず、受けたい模試の公式サイトで、地方会場、自宅受験、提携塾での受験があるかを確認してください。実施方法は年度や回によって変わります。申込先、答案の提出期限と返送方法、成績や志望校判定が返る条件、会場受験と同じ集計に入るかも確かめます。

三つの受け方を比べる

自宅受験なら、交通費と移動時間を抑えられます。ただ、好きな時刻に始めたり、途中で保護者が声をかけたりすると、会場受験とは条件が違ってしまいます。開始時刻、教科の順番、休憩を主催者の案内に合わせればよいのです。

地方会場や提携塾では、長距離を移動せず、知らない場所で決められた時刻に受ける経験ができます。利用できる学年や申込方法は、主催者と会場の双方に確認します。成績を比べる受験者の範囲も、主催者の説明を読んでおきましょう。

首都圏会場は費用も時間もかかります。しかし、本番に近い経路の会場を選べば、乗り換えや朝の出発、慣れない席で受ける一日の流れを試せます。判定を得るだけなら、まず自宅や地方会場で受けられないかを確かめた方が良いでしょう。

上京する回は目的で決める

普段は自宅か地方会場を使い、本番に近い移動を試したい回だけ上京する方法もあります。何度も行く必要はありません。子どもと「その日に何を確かめるのか」を決めて、一回を選ぶので良いのです。

上京するなら、会場までの乗り換え、集合時刻に間に合う出発時刻、前泊の要否、終了後の帰宅時刻まで組みます。学校が会場でも、子どもが校内に入れる範囲は限られます。授業や入学後の生活を確かめる学校説明会の代わりにはなりません。

模試は、東京まで行った回数を競うものではありません。判定が目的なのか、試験環境と移動の確認が目的なのか。そこを決めれば、受ける場所も選べます。