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筑駒はケルネル田んぼで環境問題と稲作文化の歴史も学ぶ

筑駒の中学一年生は、駒場野公園内の「ケルネル田んぼ」で、一年間かけて自分たちで米を作ります。田植え、稲刈り、脱穀まで行います。ただ、この授業は米を作って終わりではありません。

この水田を作ったのは、学校の前身である駒場農学校に外国人教師として赴任したオスカー・ケルネル氏です。近代農法を伝えるために作られました。つまり、生徒は学校の前身と関わりのある水田で米を作っているわけです。

学校は、水田学習を「単なる稲作についての労作体験学習」ではないと説明しています。田植えや稲刈りをするだけでなく、その米作りに関わる環境問題と稲作文化の歴史も学ぶ授業だからです。

生徒が田植えをし、稲を刈り、脱穀するのは、近代農法を伝えるために作られた同じ水田です。学校が現在まで維持し、受け継いできた場所で米を作り、その来歴を知り、米作りを取り巻く環境問題や稲作文化の歴史まで学びます。

学校案内で水田学習を見るとき、田植えや稲刈りが楽しそうかどうかだけを見ても、この授業は分かりません。ケルネル田んぼを誰が何のために作り、そこで何を学ぶのかまで、子どもと一緒に見てください。環境問題と稲作文化の歴史までが、筑駒の水田学習です。

筑波大学附属駒場中・高等学校「総合的な学習の時間」

筑駒の報告書も百点です

過去問で四教科の合計点が出ると、筑駒まであと何点かを考えたくなります。しかし、2027年度の第2次選考は、四教科だけではありません。報告書も百点です。

国語、社会、算数、理科はそれぞれ百点ですから、学力検査は計四百点。そこに報告書百点が加わります。報告書だけで選考全体の五分の一です。出願のための書類であると同時に、選考に使われる百点でもあります。

報告書は学校所定の様式を使い、在籍する小学校が作成して厳封します。五、六年の評定のほか、出欠や特別活動などを記す欄があります。六年については、第1学期と第2学期の評価を参考に、2026年12月31日現在の内容を記載するよう、小学校向けの作成要領に示されています。家庭が書く書類ではありません。

ただし、各欄を何点に換算するのか、評定や欠席が合否へどの程度影響するのかは公表されていません。報告書が百点だからといって、各項目を家庭で点数に直しても意味はない。今から何かを取り繕う話でもありません。

過去問で点が取れなかった科目は、もちろん復習が必要です。ただ、その四教科の合計点だけで選考全体を測ることはできません。過去問の合計点は、選考全体の点ではなく、四教科分として見てください。

筑波大学附属駒場中・高等学校「生徒募集要項」