入試問題分析」カテゴリーアーカイブ

香蘭の算数

香蘭は1日目は4教科、2日目は2教科に分かれますが、1日目の算数は以下のような出題形式になっています。

大問1 小問14問
計算問題から一行問題まで、ほぼ全範囲の問題が出ています。

大問2~大問4で小問が8問。大問として出やすいのは図形、速さ、場合の数、割合などです。

合計22問で配点が100点満点。大問1を各問4点とすると56点。残りが44点で8問ですから、4問が5点、4問が6点で44点ということになります。

2023年度の2科の合格最低点が121点でしたので、算数の合格点は6割ぐらいと考えられるかと思います。

そうすると、大問1をなるべくノーミスで行って、残り14点で7割ですから4問取れれば確実。つまり大問2~4は5割の出来でも合格の可能性は出てきます。

で、大問1のノーミスが結構大変かもしれません。試験時間は50分ですが、全部で22問ですから1問にかけられる時間は約2分。

その割に計算が面倒だったりしますので、やはり大問1をまずしっかりとる練習を積み重ねていきましょう。これが確実になると、大問2以降はそこまで難しい応用問題ではないので、大問1が解ける力で
ある程度の得点は可能です。

あまり難しいことをやりすぎると、かえって自信を無くすケースもありますから、まずは基本に忠実に、大問1の満点にまず力を入れていきましょう。